観葉植物は、室内の空気をきれいにして、お部屋を明るく彩る魅力的な存在です。
実は、最近は100円ショップでも手軽に観葉植物を手に入れることができます。
これは観葉植物を始めたい初心者にとって、試しやすい絶好の機会です。
しかし、育てているはずの観葉植物が思わぬ速さで枯れてしまうことも。
私自身も何度か観葉植物を枯らしてしまった経験があります。
観葉植物は育てやすいとはいえ、時にはうまくいかないことも。
適切な育て方をマスターすれば、観葉植物を長く楽しむことが可能になります。
この記事では、100円ショップで見つけた初心者向けの育てやすい観葉植物と、その育て方や植え替えのコツ、インテリアとしての活用法をご紹介します。
この情報をもとに、観葉植物の魅力を深掘りし、より一層楽しんでみませんか?
100円ショップで見つける、初心者向けのおすすめ観葉植物5選!
100円ショップでは、さまざまな種類の観葉植物が手に入ります。
どんな観葉植物があるか、多くの人が気になっているでしょう。
そこで、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの有名な100円ショップで、実際にどんな植物が売られているかを調べてみました。
特に初心者にとって、育てやすい観葉植物を選ぶことが重要です。
観葉植物は、適切なケアをすれば、長期間その美しさを保ち続けます。
今回は、初心者でも育てやすい、100円ショップで手に入れやすい観葉植物をいくつか選び、紹介します!
サボテン:観葉植物の中のスター
サボテンは多くの人にとって観葉植物の代表格です。
その魅力は、色鮮やかで美しい花にあり、そのビジュアルが多くの人々を引きつけます。
しかし、見た目が美しい一方で、鋭い棘には注意が必要で、扱いには慎重さが求められます。
サボテンが多くの人々から愛されるのは、このような独特の特徴があるからです。
サボテンは他の観葉植物に比べて、水やりの頻度が少なくて済むため、特に初心者には育てやすいとされています。
例えば、成長期を除くと、月に一度の水やりで充分に育ちます。
特にオススメなのがエキノプシス属のサボテンで、これらは寒さに強く、鮮やかで大きな花を咲かせる特徴があります。
100均で訪れた際には、エキノプシス属を含む複数のサボテンが販売されていました。
多肉植物:その多様性と魅力
多肉植物はその丸みを帯びた葉が特徴で、その多彩な見た目で人気があります。
サボテンと同じく観葉植物の中で非常に人気がありますが、その育て方は種類によって異なり、一般に水やりの頻度は少なめです。
世界中には約1万5000種もの多肉植物が存在し、これらは9つの科に分類されます。
特におすすめするのは、スベリヒユ科のアナカンプセロス属で、その中の「桜吹雪」という品種は、冬になると葉の先が赤く染まり美しい紅葉を楽しむことができます。
この属の植物は寒さにも強く、温度管理が苦手な初心者でも育てやすいです。
100均では、アナカンプセロス属を含む10種類以上の多肉植物が取り扱われています。
パキラ:迅速に成長する観葉植物
パキラはその速い成長速度と将来的に大きくなる可能性で知られています。
数年のケアで2メートルほどに成長することもあります。
放射状に広がる5〜7枚の葉が特徴的で、サボテンや多肉植物と並んで人気があります。
パキラは寒さにやや弱いものの、ブラジル原産であるため暑さには非常に強いです。
耐陰性も高く、日光が少ない室内でもよく育ち、室内栽培に適しています。
また、パキラは幹が健康であれば新しい芽が次々と現れるため、生命力が非常に強いです。
そのため、初心者でも屋内外を問わず簡単に育てることができます。
コンパクトで魅力的!ペペロミア
ペペロミアは、小さいサイズで知られる観葉植物で、インテリアとして取り入れている方も多いです。
その独特な葉の形と色使いが愛好者たちを惹きつけます。
さまざまなデコレーションに合わせやすく、特にスペースが限られた場所での使用に向いています。
多くのペペロミアが多肉質の葉を持っており、乾燥に強く手入れが簡単なのが特徴です。
コショウ科に属し、約1400種が存在します。
特に人気のあるペペロミア・オブツシフォリアは、その肉厚で光沢のある深緑の葉が、インテリアの素敵なアクセントになります。
この植物は乾燥を好むため、サボテンや他の多肉植物と同じく、水やりは控えめに。
その多様性と育てやすさで、観葉植物初心者にもおすすめです。
芳香あふれるシルクジャスミン
シルクジャスミン、別名月橘とも呼ばれるこの植物は、その芳香ある白い花が特徴です。
他の観葉植物とは一線を画すこの香りで、多くの人々の心を掴んでいます。
花が終わった後には、赤い実がつき、これは食用としても利用可能です。
食べることができるだけでなく、ジャムに加工することもできます。
シルクジャスミンは一年を通じて緑の葉、白い花、赤い実と変化に富んでおり、見た目の楽しみも提供します。
東南アジア原産で、暑さに強く、冬の寒さにも比較的耐えられるため、温度管理が難しい環境でも育てやすいです。
水やりは土が乾いたら行い、観葉植物初心者でも扱いやすいです。特に花を咲かせたい方にはおすすめの植物です。
100円ショップで見つける!観葉植物の宝庫
今回は、観葉植物初心者向けに100円ショップの植物について詳しく調査しました。
調査結果に基づき、特におすすめの5種類を紹介しますが、店舗によってはさらに多くの種類があります。
100円ショップでは観葉植物のサイズや品揃え、価格が店舗ごとに異なるため、選ぶ際には注意が必要です。
ダイソーやキャンドゥなどの店舗では、取り扱いが異なることがありますので、特定の植物を探している場合は、事前に各店の在庫状況を確認すると便利です。
調査した100円ショップで取り扱っている観葉植物を店舗ごとに整理しましたので、写真と共に詳しく紹介します。
この情報をもとに、あなたにぴったりの観葉植物を見つけてください。
キャンドゥの充実ラインナップ:16種類の観葉植物をご紹介!
キャンドゥでは、小さくて可愛らしい観葉植物が豊富に揃っています。
狭いスペースにも飾りやすく、寄せ植えや小さなインテリア作りにも最適です。
また、植物の名前がしっかりラベルに記載されているので、初心者でも安心して選ぶことができます。
以下は主なラインナップの一例です。
キンセイマル、コガネツカサ、マグニフィス
– 多肉植物(5種類、各110円税込)
ヘラクレス、ポーチュラカリア、マッコス、ラブハート、ルンヨニー
– その他の観葉植物(8種類、各110円税込)
カポック、クロトン、シルクジャスミン、シンゴニウム、テーブルヤシ、ディフェンバキア、パキラ、フィロデンドロン
これだけの種類が揃っていれば、お気に入りの植物がきっと見つかるはずです!
ダイソーの観葉植物はサイズ感が魅力!20種類以上が勢揃い
ダイソーでは特大サイズの観葉植物が特徴的です。
部屋にひとつ置くだけで存在感があり、特にキャンドゥよりも大きめの植物が揃っています。
また、小型の観葉植物も多彩で、選ぶ楽しさが広がります。
主なラインナップはこちらです。
エキノプシス、マミラリア
– 多肉植物(6種類、各110円税込)
アナカンプセロス、エケベリア、セデベリア、ヒマツリ、マッコス、メラコ
– 小型観葉植物(4種類、各110円税込)
トラデスカンチア、ペペロミア、ホンコン、ムラサキオモト
– 大型観葉植物(8種類、各330円税込)
サンセベリア、シルクジャスミン、テーブルヤシ、ナギ、パキラ、フィロデンドロン、ペペロミア、ラカンマキ
この充実したラインナップで、部屋のインテリアをワンランクアップさせる植物を見つけられるはずです。
セリアの観葉植物:店舗によって取り扱いに違いが?
セリアでは観葉植物を期待して訪れたものの、今回はフェイクグリーンのみが並んでいました。
ただし、一部の店舗では実際の観葉植物を取り扱っている可能性があります。お近くの店舗をチェックしてみると良いでしょう。
100円ショップで揃う観葉植物育成グッズ
100均で購入した観葉植物は、基本的に小さな鉢に植えられた状態で販売されています。
このため、初心者でも簡単に育て始めることができるのが魅力です。
さらに植物を長く育て、より大きく成長させたい場合には、植え替えが必要になることも。
そんな時におすすめなのが、ハイドロカルチャー(水耕栽培)です。
土を使用せず水だけで育てる方法で、以下のようなメリットがあります。
– 害虫が発生しにくい
– 管理が簡単で初心者にも取り組みやすい
ハイドロカルチャー用の道具も100円ショップで揃えることができるので、ぜひ挑戦してみてください!
ハイドロカルチャーのメリット
ハイドロカルチャー、つまり水耕栽培は土を使わずに行うため、非常に清潔で管理がしやすいのが特長です。以下のような利点があります。
– 害虫が寄り付きにくい
– 不快な臭いがほとんど発生しない
– 水の管理が比較的簡単である
これらの利点により、ハイドロカルチャーは特に初心者にオススメの栽培方法となっています。
100円ショップで必要なアイテムも簡単に揃えることができます。
観葉植物の植え替えをこの方法ですると、とても簡単にでき
初心者におすすめ!ジェルポリマーの使い方
ジェルポリマーは高吸水性樹脂で作られたジェル状の球体で、約95%が水分を含んでいます。
この素材を使用することで、観葉植物の水やりがずっと簡単になります。
さらに、ジェルポリマーには栄養分も含まれているため、追加の肥料を用意する必要がなく、経済的です。
使用後も再利用可能で、特別な容器を必要とせず、普通の家庭用の食器で使用することができます。
100円ショップで手軽に入手でき、その手軽さが初心者には理想的です。
豊富なカラーバリエーションでインテリアとしても楽しむことができます。ダイソーでは4色、セリアとキャンドゥでは2色が取り扱われています。
ハイドロカルチャーに欠かせない!ハイドロボール
ハイドロボールは、高温で焼成された粘土製の人工軽石で、その通気性が非常に優れています。
無菌状態を保つことができ、観葉植物との相性が良く、植物の健康な成長を助けます。
自然な色合いが特徴で、インテリアとしても適しています。
ハイドロボールは根腐れなどの問題を防ぐためにも有効で、水やりはハイドロボールが乾いてから行うだけで、土を使うよりも手間がかかりません。
ただし、ハイドロボール自体に栄養分が含まれていないため、水栽培用の肥料の追加が必要です。
ダイソーとセリアで販売されているハイドロボールは、キャンドゥでは販売していないため、購入時にはこれらの店舗を訪れると良いでしょう。
多機能なカラーゼオライト:単なる装飾以上の機能性
ゼオライトは「沸石類」と呼ばれるケイ酸塩鉱物で、ハイドロボールと似た多孔質構造を持ちますが、さらに細かい孔があり、優れた吸水性を持っています。
ゼオライトは脱臭効果や水質浄化能力に加え、優れた吸湿・放湿性能も備えており、水環境を清潔に保つことができます。
カラーゼオライトは、通常のゼオライトに色を加えたもので、観葉植物の土代わりだけでなく、鮮やかなインテリアアクセントとしても活用できます。
このカラフルなゼオライトは、インテリアに彩りを加えると同時に植物の健康をサポートします。
特に、ゼオライトは根腐れ防止にも効果があり、ハイドロボールやジェルポリマーと組み合わせて使用することで、栽培効果を高めます。
ダイソーでは、根腐れ防止機能を謳うゼオライト製品も取り扱っています。
ハイドロカルチャーでゼオライトを使用すると、簡単かつ効果的に植物を育てることが可能です。
残念ながら、ダイソー以外の100円ショップでは見かけないことが多いですが、ダイソーでは大粒・小粒の2種類、3色のカラーゼオライトを取り扱っています。
100均を使って観葉植物をインテリアに!簡単アレンジ法
100均の植え替えグッズを利用すると、観葉植物の初心者でも簡単に植え替えを楽しむことができ、さらに美しいインテリアとしても仕上がります。
ハイドロカルチャーを活用すれば、植え替えがさらに簡単かつ魅力的になりますが、すべての植物が水耕栽培に適しているわけではないので注意が必要です。
また、通常の植え替え作業が面倒に感じることもあるため、手軽に楽しめる方法が望まれます。
100均で手に入る植え替えグッズを使えば、誰でも簡単に観葉植物をインテリアに取り入れることができます。
この方法なら、購入した植物をそのまま鉢に入れるだけでおしゃれなインテリアが完成します。
今回は、キャンドゥで見つけた観葉植物を使用した実例を基に、インテリアアレンジのヒントをご紹介します。
これらの簡単で効果的なアイデアを参考にして、自宅のインテリアを手軽に美しくアップグレードしてみてください。
多機能でスタイリッシュな吊り鉢
【キャンドゥ 吊り鉢ミニ】
この吊り鉢は観葉植物をおしゃれにディスプレイするためのアイテムです。
取り外し可能な吊り紐付きで、鉢としての使用も可能で、多様なデザインアレンジが楽しめます。
鉢は二重構造で、内側の鉢には水抜き穴が開いているため、水やりも手軽に行えます。
プラスチック製で水に強く、蔓性植物を入れると特に素敵です。吊り下げて飾りたい方におすすめの商品です。
レトロ感漂う陶器製ガーデンポット
【キャンドゥ ガーデンポット】
このガーデンポットは重みのあるドロマイト素材の陶器で作られており、ビンテージ加工が施されています。その懐かしい雰囲気が空間に温かみを加え、インテリアとしても目を引きます。
小さめのサイズはキャンドゥで販売されている小型観葉植物にぴったりです。シンプルでありながら洗練されたデザインは、植物を美しく見せてくれます。
エレガントなアンティーク調ホワイトカラーポット
【キャンドゥ ホワイトカラーポット】
このポットはスチール製で、優美なオフホワイトの色が特徴です。
アンティーク風のデザインが施されており、単体で使用してもインテリアの素敵なアクセントになります。
キャンドゥのガーデンポットよりも少し大きめのサイズで、他の店舗で購入した植物にも適しています。
防水加工はされていないため、水やりの際には注意が必要です。
水やり後は植物をポットから取り出し、水滴がなくなるまで待ってから戻すと良いでしょう。
明るい白色がお好みの方に特におすすめです。
100円ショップで手に入れた観葉植物の育て方:基本の4ステップ
100円ショップで購入した観葉植物を健康的に育てるための基本的なケアポイントを4つご紹介します。
これらのステップを実践することで、観葉植物を長く美しく保つことができます。
光の管理:直射日光を避ける
観葉植物には光が必要ですが、直射日光は葉を傷める原因になります。
直射日光が当たると葉が焼けることがあるため、強い日差しの下ではカーテンで光を和らげるなどの対策が必要です。
理想的な場所は、明るいが直接日光が当たらない窓辺です。適度な光を確保しつつ、直射日光は避けて葉焼けを防ぎましょう。
良い空気の流れを確保することの重要性
風通しの良さは観葉植物の健康に非常に重要です。
特に室内で育てる場合は、空気が滞りがちになるため、意識して空気の流れを良くすることが大切です。
適切な風通しを保つことで、湿気が溜まりにくくなり、カビや病気のリスクが減少します。
また、害虫の発生も抑えることが可能です。水やりの後は特に、室内の空気が滞らないように注意しましょう。
良い空気の流れは、観葉植物が元気に育つために欠かせません。
適切な水やり
観葉植物への水やりは、土の乾き具合を常にチェックし、必要に応じて行います。
特に生育期は水を多く必要としますが、水やりを過剰に行うと根腐れの原因となる可能性があるので注意が必要です。
休眠期では水の需要が減るため、水やりの頻度を落とします。また、環境に応じて葉水を施すことも植物の健康に役立ちます。
適切な温度環境の維持
観葉植物の成長には適切な温度が必要です。
多くの観葉植物が温暖な気候の地域を原産としているため、冬の寒さには特に注意が必要です。
寒い季節には植物を室内の暖かい場所に移動させることが一般的ですが、暖房器具の近くや直接風が当たる場所は避け、夏はエアコンの直風が当たらないようにします。
これらの基本ポイントを守ることで、100円ショップの観葉植物においても枯れずに育てることができます。
観葉植物の育て方を学び、毎日の生活に緑の潤いを加えてみましょう。