私は田舎に住んでいるので、買い物に行くにも保育園の送り迎えも車で運転していきます。
運転するのは好きなのですが、信号待ちの時間はとっても苦手なんですよ。
信号待ちの間は、運転中なのでぼーっとするわけにもいかず。
かといって、スマホをいじる訳にもいけないし、とっても微妙な時間ですよね。
私は信号待ちのときに前の車を観察したりしちゃうのですが。
ある日、いくつかの車のナンバープレートにアルファベットが含まれているのを発見し、驚きました。
このアルファベットは、通常「ひらがな」が記載される部分ではなく、「分類番号」の部分にありました。
この興味深い現象について詳しく調べたので、その結果をお伝えします。
ナンバープレートのアルファベットの意味
日本の標準的なナンバープレートのサイズは、中型車の場合横330mm×縦165mmです。
ここには地名や車の用途など、多くの情報が含まれています。
2024年6月の調査によると、ナンバープレートにアルファベットが使用されているのは主に二か所です。
それぞれの理由を詳しく説明します。
アルファベットが使用される理由
ナンバープレートにアルファベットを使用するのは、主に駐日米軍の関係者の車両に限られています。
この使用例は特に沖縄県や神奈川県の米軍基地周辺でよく見られます。
ここでは「Y」をはじめとする特定のアルファベットが頻繁に確認されます。
これらのナンバープレートは全国的には一般的ではなく、主に駐留軍人や軍属の私用車で見ることができます。
また、アルファベット「Y」は日本国内で購入された個人所有の車を示し、他のアルファベットは異なる種類の車を指しています。
ナンバープレートに記されたアルファベットとひらがなはそれぞれ特別な意味を持ち、非常に珍重されるものです。
ナンバープレートに見るアルファベットの進化と謎
ナンバープレートの「分類番号」は時代と共に桁数が増加し、1950年代の1桁から1967年には2桁、1997年以降には3桁になりました。
これまで数字のみだと認識していた私は、アルファベットが含まれているのを見て新鮮な驚きを感じました。
この変更は、2017年1月に国土交通省によって承認され、翌2018年から新しい形式のナンバープレートが導入されました。
しかし、導入から6年半が経過しても、私がアルファベットを含む3桁の分類番号のナンバープレートに遭遇することはまだありませんでした。
ここでは、一部の番号が枯渇した「希望ナンバー制度」への対応について詳しく説明します。
アルファベット導入の背景
「希望ナンバー制度」とは、ユーザーがナンバープレートの下段の「4桁の一連指定番号」を自由に選べる制度です。
これは車両を特定するための重要な情報であり、一度使われた番号は再利用されません。
人気のある番号が枯渇する問題が発生したため、2017年より分類番号にアルファベットの使用が許可されました。
ただし、「B」「D」「O」など数字と混同されやすい文字を除いた10文字のみが使用できます。
具体的にはA、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字が選べます。
アルファベットのナンバープレートへの割り当て方法
ナンバープレートにおけるアルファベットの割り当ては、主に希望ナンバー制度に基づいて抽選により決定されます。
割り当ての具体的な流れは、まず分類番号の下2桁を「00」から「09」まで順番に使用します。
その次に、最下位の桁をアルファベットに変更し、「0A」から「0Y」までを割り当てていきます。
更に進むと、下2桁をアルファベットにして「A0」から「A9」、「B0」から「Y9」までを順に使用します。
最終的には、両桁ともアルファベットになる可能性がありますが、2024年6月の時点でこの状況が確認された例はありません。
希望ナンバーは、以下の二つのカテゴリーに分かれています。
1. 全国一律で抽選対象となる番号(例:「…1」、「…7」、「…8」など15種類)
2. 地域によって設定される抽選対象番号
まとめ
本記事では、ナンバープレートにアルファベットが導入された背景について深掘りしました。
ナンバープレートにおけるアルファベットは、主に下段の「ひらがな1文字」と上段の「3桁の分類番号」に設定されています。
下段の「ひらがな1文字」には7種類のアルファベットが使用され、これは主に駐日米軍の軍人や職員の車両に割り当てられています。
上段の「3桁の分類番号」では、希望ナンバー制度により人気番号が枯渇した結果として、10種類のアルファベットが追加使用されています。