パリオリンピックのメダルデザインと素材、及び過去のオリンピックメダル一覧 | 便利な情報マガジン
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パリオリンピックのメダルデザインと素材、及び過去のオリンピックメダル一覧

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このたびのパリオリンピックにおいては、著名なジュエリーブランド「ショーメ」がデザインを手掛けており、大きな注目を集めています。

エッフェル塔から採取した鉄片を使用した特別なメダルが制作されて、とてもキレイ!

メダルの詳細なビジュアルも併せて紹介されています。

パリオリンピックのメダルデザインと素材だけでなく、歴代オリンピックのメダルについても紹介されているため、ぜひご覧ください。

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パリオリンピックのメダルデザインと素材

パリオリンピックのメダルは、「ショーメ(CHAUMET)」によりデザインされ、その制作にはエッフェル塔の鉄が使われています。

パリオリンピックのメダルデザイン

デザインを担当したのは、「ショーメ(CHAUMET)」で、パリ2024オリンピック・パラリンピック組織委員会と協力しています。

このブランドはヨーロッパの王室や皇族へのジュエリー供給で知られ、ナポレオンの結婚指輪も手掛けた歴史があります。

このような豊かな背景を持つブランドが手掛けたメダルは、まるでジュエリーのような輝きを放っています。

メダルデザイン(表面)

メダルの表面には、フランスの国土を象徴する「六角形」の盾が鉄で作られ、中央に宝石のように固定されています。

その周囲はファセットカットで加工された光線が「フランスの威厳」と「選手の輝き」、そして「光の都」パリを象徴しています。

メダルデザイン(裏面)

オリンピックメダルの裏面には、アクロポリスとエッフェル塔を背景に勝利の女神ニケが描かれています。

パラリンピックメダルでは、エッフェル塔の下方からの眺めが描かれ、「パリ 2024」とフランスの点字の発明者ルイ・ブライユを記念して点字で表記されています。

パリオリンピックのメダルは、そのデザインの魅力で特に注目されています。

ジュエリーブランド「ショーメ」の手がけるデザインは納得のいくもので、過去のメダルもその開催国の特色や理念が感じられるものから、より普遍的なデザインまで多岐にわたります。

東京2020

「東京2020みんなのメダルプロジェクト」では、古い家電や携帯電話から回収したリサイクル金属を使用して、東京2020オリンピックのメダルが製作されました。

集められた金属は、金が30.3kg、銀が4,100kg、銅が2,700kgという膨大な量です。

– 金メダル: 純銀で製作され、表面には6g以上の金メッキが施されています。
– 銀メダル: 純銀製
– 銅メダル: 丹銅製(銅95%・亜鉛5%)

メダルの重さは、金メダルが約556g、銀メダルが約550g、銅メダルが約450g。

直径は85mmで、最も薄い部分は7.7mm、最も厚い部分は12.1mmです。

メダルの裏面には、アスリートとその支援者のエネルギーを表す光の模様がデザインされています。

リオ2016

リオ2016オリンピックのメダルは、銀と銅に30%のリサイクル素材を使用し、メダルのリボンも50%リサイクルPETで作成されています。

特に金メダルは、水銀を含まず、オリンピック史上最高の純度を誇り、厳しい環境および作業基準を満たしています。

– 金メダル: 銀99%(重さ500g)
– 銀メダル: リサイクル銀92.5%(廃棄されたハンダやX線プレートから抽出)
– 銅メダル: 鋳造施設の廃棄物から40%がリサイクルされた銅で作成

直径は85mm、厚さは6~11mmです。裏面にはリオデジャネイロ2016のロゴと月桂樹の冠がデザインされています。

ロンドン2012

ロンドン2012オリンピックのメダルは、中心部を強調する正方形のデザインが特徴です。

このデザインは、地図のフォーカスポイントを思わせるように計画されており、メダルの形状とは対照的な効果をもたらしています。

– 金メダル: 金1.34%・銀92.5%・銅6.16%
– 銀メダル: 銀92.5%・銅製
– 銅メダル: 銅97%・亜鉛2.5%・すず0.5%

金メダルの重さは375~400g、直径は85mm、厚さは7mmです。

裏面のデザインには、テムズ川を象徴するリボンや中心から放射状に広がる格子柄が描かれており、オリンピックアスリートの偉大な成果と努力を讃えています。

北京2008

北京オリンピックで使用されたメダルは、翡翠を取り入れた初のデザインで、中国の古代円璧にインスパイアされたものです。

これにより、中国の伝統と誉れを表現しています。

– 金メダル:金、銀、翡翠
– 銀メダル:銀、翡翠
– 銅メダル:青銅、翡翠

メダルの直径は70mmで、裏面には翡翠が埋め込まれ、中央には大会のエンブレムが刻まれています。

アテネ2004

アテネ2004オリンピックでは、ギリシャの象徴がメダルデザインに反映されました。

以前のオリンピックではニケの像が常用されていましたが、アテネ大会では古代オリンピックとその復興を象徴する新たなデザインが中心となりました。

– 金メダル:金・銀
– 銀メダル:銀
– 銅メダル:青銅

直径は60mmで、裏面には永遠の炎、ピンダロスのオリンピック祝勝歌、2004年アテネオリンピックのエンブレムが描かれています。

シドニー2000

シドニー2000オリンピックのメダルは、勝利の女神が持つシュロの葉と勝者の冠をデザインした伝統的な表面デザインを採用しています。

裏面にはシドニー・オペラハウス、オリンピックマーク、オリンピックトーチが特徴的に描かれています。

– 金メダル:金6g・銀
– 銀メダル:銀
– 銅メダル:青銅・銀

直径は68mmで、シドニーの重要なランドマークとオリンピックのシンボルが組み合わされています。

まとめ

本稿ではパリオリンピックのメダルデザインや素材、そして歴代オリンピックメダルについてご紹介しました。

オリンピックメダルには各大会ごとに特有のデザインがあり、それぞれが長い歴史と深い意味を持っています。

パリ大会ではエッフェル塔の鉄を使用し、名高いブランドがデザインを手掛けるなど、伝統を継承しつつ新たな試みがなされています。

これらのメダルに込められたストーリーを知ることで、オリンピックの楽しみが一層深まることでしょう。

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